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2004年09月28日

ダメなもの「福島瑞穂」

 福島瑞穂は本当にひどいと思う。この人が日本の政治に関わっていることは百害あって一利なしである。根拠のない妄想に浸って国策を誤らされてはたまらない。しかもその上論理的思考もできていない。今回はそのことを検証する。

憲法九条について

 まず、憲法九条についてである。福島の著書に『「憲法大好き」宣言』(佐高信との共著・社会思想社)という本がある。その中で、以下のようなことを述べている部分がある。手元にないので大意になってしまうが、ご紹介する。

 自衛隊を設置し、海外派兵をし、九条二項をさんざん破っておいて「現実に合わない」とするのはおかしい。九条に合わない現実を作ったのは自分たちではないか。

 これは論理的な反論としては一応成立している。確かに、自分で自分で法律をさんざん破っておいて「法の方が間違っている」というのは、「悪法も法である」とする限り、許し難い違法行為であり、盗人猛々しい、という批判には正当性が認められる。
 しかし、これは九条の内容が疑いもなく守るべきものである場合に限る。改正論者が盛んに言う「現実に合わない」というのは、憲法が前文で想定していた「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」できるような国際情勢ではない、ということである。その場合、九条と十三条(国民の包括的人権の保障)とどちらが優先するのか。
 両者が抵触している事態はすでに起きている。現に北朝鮮によって幾多の日本人が拉致され人権侵害の限りを尽くされているではないか。九条を守るためなら拉致にも侵略にも黙って耐えろ、九条の崇高な理念のために日本国民は死ねと言うのだろうか。少なくとも、「九条の」護憲派の論理的帰結はそうならざるを得ないし、そうなる以上、それを言明しないのは欺瞞である。国民に痛みを強いているのは何も小泉首相だけではない。
 国家の第一の使命は国民の生命・財産を保護することにあり、九条もその範囲で制約を受けざるを得ないと解するのがもっとも自然な体系的思考であるし、多数説である。従って、福島は九条を金科玉条のごとく扱っているが、それ自体がこの体系的な見地からは否定されることになり、それを前提にして成立している福島の前記主張も前提段階から否定されることになる。

夫婦別姓論について

 福島は、夫婦別姓についても強力に推進している。『結婚と家族』(岩波新書)では以下のように述べている。これも大意のみの紹介となるがご了承頂きたい。

 民法上は夫か妻のどちらかに姓を統一することになっているが、事実上90%以上は夫の姓に統一しているので、その選択が行われているとは思えない。だから、法改正により夫婦別姓も認めるべきだ。

 夫婦別姓に対する反論は宮崎哲弥・八木秀次『夫婦別姓大論破!』か宮崎哲弥『正義の見方』が詳しいのでそちらを参照願いたい。ここでは福島の主張について簡単に反駁を加えるにとどめておく。

 福島の言っているのは法制度の問題ではない、ということである。民法は「姓を合わせなければならい」と規定しているだけで、夫の姓に妻が合わせろなどとは一切規定していない。事実上90%以上の夫婦が男性の姓に合わせるのは、あくまで慣習の問題であり、慣習を少しづつ変えてゆくのが筋である。
 これは死刑廃止論者にも言えることだが、ある現状につき多数が肯定しているにも拘わらず法を改正して新たな状態を作り上げ、「そういう制度になったから」ということで世論を自分たちの方に誘導するのは民主主義ではない。広く一般国民を説得しようとせず、国会という狭い範囲内で持論を押し通そうとするが福島の言う民主主義なのか。

前二者の論理的矛盾

 もうお気づきかもしれないが、福島の憲法九条と夫婦別姓での論理の構築はまったく逆である。憲法九条の議論では既成事実の積み上げで事後的に世論を納得させるようなことはしてはならない、と言いながら、一方夫婦別姓論では先に別姓制度を法制化して国民の意識を変えようとしている。普通どっちかを引っ込めるだろう。
 これが示しているのは福島の根本的な論理的思考の欠如である。何かの論点につきパッチワーク的に理由をくっつけるから全体としての論理構築の整合性が狂ってくるのである。一方で自分が否定する論法を他で用いるのは正義原則(言論行為)の問題であり、内容以前の問題である。

 司法試験に合格した法曹であり、同時に落ちぶれたとはいえ日本でも有名な政党の党首が、このようなお粗末な思考しかできていないことは悲しい限りである。
(了)

《参考文献》
・佐高信・福島瑞穂『「憲法大好き」宣言』(社会思想社)
・福島瑞穂『結婚と家族』(岩波新書)
・宮崎哲弥・八木秀次『夫婦別姓大論破!』(洋泉社)
・宮崎哲弥『正義の見方』(新潮Oh!文庫)

posted by だっしー at 13:47| 大阪 晴れ| Comment(15) | TrackBack(0) | 著名人批判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
突っ込みとしては、法律とその上位に位置する憲法で、扱いを変えるのは必ずしもおかしくはないですね。

まぁ、瑞穂タンの
-------------------------------
事実上90%以上は夫の姓に統一しているので、その選択が行われているとは思えない。だから、
-------------------------------
というのもすごいですよね。100%が夫の姓ならこの文章も正しいのでしょうが。しかもそのあとの「だから??」という展開も爆笑もんですね。
Posted by おとこのおばさん at 2004年09月29日 18:28
まあ、この女に論理的整合性を期待
するのが間違いでしょう(笑)単なる
ヤクザのいちゃもんづけしか言えない
馬鹿女ですから(嘲笑)

瑞穂タソがこうやって自分で自分の首を
絞める図も、ネタウォッチャーとしては
興味深い所でありますなあ。
Posted by abusan at 2004年09月30日 06:58
 コメントありがとうございます。
 仰るとおり、確かに、法律とその上位に位置する憲法で、扱いを変えるのは必ずしもおかしくはない場合もあるのですが、そこには扱いを変えることの理由付けが要るはずなんですよ。それを一切していない辺りが福島瑞穂らしいな、と。福島はそこまで考えが至っていないのでしょうね。
 あれだけ売国活動に邁進しておいて名前が「瑞穂」ってのは悪質な冗談としか思えません。
Posted by だっしー⇒おとこのおばさん様 at 2004年09月30日 10:25
 コメントありがとうございます。
 本当に福島の論理性のなさには辟易します。
 批判しておいて何ですが、今回の記事はどっちかというと、精神衛生を保つために鬱積した批判の一部をはき出した色合いが強いので、私も福島に論理的整合性などこれっぽっちも期待していません(笑)。ただ、速やかに国政の場から去ってほしいと思うだけです。
 でも、やはり問題は、こんな福島を支持する一部国民がいるという事実でしょうね。辻元清美に70万も票が集まったことも理解不能ですし…
Posted by だっしー⇒abusan様 at 2004年09月30日 10:44
B52を空母搭載うんぬんというネタニュースを見て大笑いしました
Posted by 774 at 2005年05月12日 21:03
 コメントありがとうございます。
 私はこのネタを知らなかったのですが、774さんの書き込みを見たときに頭の中で「♪小亀んのーうっえっにぃー親亀のっせってぇー」という歌が流れました。親亀乗ったら皆沈む、ってとこでしょうか。
 確かこれ、国会での発言ですよね? 誰か「B52を空母に搭載? できるもんならやってみい!」と突っ込んでくれれば面白かったのですが…
Posted by だっしー⇒774様 at 2005年05月13日 00:53
馬鹿か?
夫婦別姓がいいと思ってる人間が実際に存在する、という問題にはどう回答するんだよ?
本当に右翼ってアホばかりですな
しかも彼女もいねぇ童貞ばっかw
Posted by いうw at 2005年06月02日 20:06
 本文中で私が言いたかったことを敷衍しておきます。

 福島の主張を端的にまとめると以下のようになります。

> @現行民法では夫婦どちらの姓を選んでも良いことにはなっているが、実際はほとんど夫の姓になっている。
    ↓
 Aだから選択的夫婦別姓を認めるべき。<

 しかし、この@とAの間には論理の飛躍があります。
 ほとんどの夫婦が夫の姓にしているという現状(@)を改めるだけなら、選択的夫婦別姓制度(A)を導入しなくとも婚姻に際して夫・妻どちらの姓に統一しても変じゃない、という社会通念を形成すれば解決するはずです。
 つまり、@という問題点は選択的夫婦別姓制度導入の積極的な根拠づけとしては機能しない、ということ言いたかったわけです。

 そして、本文中で私が展開した議論と、いうw様が仰ったような、

> 夫婦別姓がいいと思ってる人間が実際に存在する、という問題にはどう回答するんだよ?<

という論点は関係ありません。
 夫婦別姓については別記事で論じてはいますが、「夫婦別姓がいいと思ってる人間が実際に存在する、という問題」にはおそらく回答できないと思います。なぜ夫婦別姓をいいと思っているか、その根拠は妥当か、などでしたら議論が成立しますが、単に「夫婦別姓がいいと思ってる」というだけでしたら議論のしようがないからです。
Posted by だっしー⇒いうw様 at 2005年06月03日 01:43
いいかげんにしろよ、このクズ!
彼女もいねぇ童貞のオマエには理解できない問題だからって、議論を投げるなよボケが!
結論が出せないのに、くだらねぇ言葉遊びかよ
少なくとも福島はオマエごときの低学歴よりは頭がいいだろうよ

??現行民法では夫婦どちらの姓を選んでも良いことにはなっているが、実際はほとんど夫の姓になっている。

??そのことに疑問を抱く女性は多いが、しかし「別姓」にこさわるよりは法的婚姻を選ぶ(選ばざるを得ない)

??このような現状の打開策として、選択的夫婦別姓の導入を検討してもいいだろう

このくらいの推察力はねぇのかよ、ミミズ並みの知能だなw

絶対に全員が別姓にしろとは言ってないだろ!
同姓を名乗りたいヤツは名乗ればいい
婚姻によって自らの名前が変わることに疑問を感じないヤツは相当の知的不感症だと俺は思うが

少しは頭を使えよ、キチガイが
Posted by いうw at 2005年06月03日 03:52
失礼

上記??
(誤)「別姓」にこさわるよりは
 ↓
(正)「別姓」にこだわるよりは
Posted by いうw at 2005年06月03日 03:54
もう1つ

八木も宮崎も明らかに俺よりアホ
あんなクズどもから学ぶものは何もない

宮崎は評論家=アホを自認しているのだからまだいいが、
バカ八木は一応(ナンチャッテ)大学助教授。

だが俺は、コイツの学術的研究業績を見たことがない
学者なら学問で勝負しろよ、この糞右翼が!

高崎経済大って偏差値も低いが、こんな馬鹿を雇ってる
くらいだから、法人(理事会)の程度も低い
あるいは、大学全体がクズ右翼大学、学校法人そのもの
が反動糞法人か

話が逸れたが
Posted by いうw at 2005年06月03日 04:01
最後にもう1つ

俺の経験上、右翼は童貞(素人童貞を含む)率が異常に高い
この現状を調査して実態を把握し、今後の研究対象としたい

そして、なぜか童貞を脱却すると非右翼になるヤツも多い
笑っちゃうぜ
Posted by いうw at 2005年06月03日 04:05
プロフ見たら、20代前半??中盤のクソガキかよ
しかも、どうやら学部出ただけの司法受験生か?
まぁ、頑張れよ
その程度の脳みそじゃ受からないだろうがな
もうちょっと勉強して、もう少し世の中のことを知るべきだ
Posted by いうw at 2005年06月03日 04:35
>いうwチャソ
なんだ?かまって欲しいのか?
Posted by いうwのバーカ at 2005年06月06日 14:00
東大法学部出身で実際に弁護士の福島>>>だっしー


ww
Posted by 馬鹿ほどよく吼える at 2005年06月06日 16:11
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