結論から言う。全体的には過去四回の中で一番レベルの低い大会だった。正直収穫は南海キャンディーズだけだったのではないか?
以下、雑感を少々。
優勝したアンタッチャブルについて
アンタッチャブルのネタを見たが、一回も笑えなかった。別にアンタッチャブルに否定的な感情を持っていたわけでもない。むしろ意識的に笑おうとすらして観ていたが、そうやって観れば観るほど面白いことを全然言っていないことを思い知らされた。
一言で言えば、彼らは「勢いだけ」。気のきいたことも言ってないし、何か新しいものがあるわけでもない。少なくとも去年のM-1のときと何も変わっていない。彼らのどこが面白かったのか、だれか教えて欲しい。
私が単に世間の感覚とずれているだけなのだろうか…
笑い飯と千鳥
個人的な予想では笑い飯が1000万円を持っていくとみていたが、今回のはネタが悪すぎた。何であんなネタを持ってきたのかわからない。それは千鳥にも言える。
彼らの実力はあんなもんじゃないのに、それが晴れの舞台で発揮されなかったのがファンとして残念。来年に期待する。
麒麟
敗者復活で勝ち上がってきたのはファンとしては嬉しいし、それを差し置いてもアンタッチャブルよりよっぽど面白かった。
しかし、私としては一年目のあの斬新なネタがいまでも印象に残っているので、どうしてもそれと比較してしまい、常に「食い足りなさ」を感じてしまう。
友人は「おかけんた・ゆうた化してしまった」と酷評していたが、私はもう少し肯定的な評価をしている。ただ、良くも悪くも安定期に入ってしまったことは否めない。ちょっともう完成しちゃった感じで、今からもう一回化ける(爆発)するような期待が持てないのだ。正直なところ来年は決勝進出もキツいのではないか。
その他
東京ダイナマイトは、春風亭小朝を信用してネタが悪かったとみておく。あの静かなツッコミもハマればいいのだろうが、ちょっとしんどい…
タカアンドトシもまぁまぁ面白かったけど、決勝まで残るレベルだとも思えない。M-1の一回勝負と比べるのも不公平だとは思うが、大阪ローカルでは彼らレベルの漫才師などそれこそゴロゴロしているからだ。
アンタッチャブルと同様、一回も笑わなかったのがPOISON GIRL BAND。ぶっちゃけ、クソとも面白くなかった。感性の違いなのだろうか。
「その他」の中で一番面白かったのがトータルテンボスだった。評価はPOISON GIRL BANDよりも低かったが、理解に苦しむ。将来性も(POISON GIRL BANDと比較するなら)こっちの方が遙かにありそうな気がする。
番組自体が変
感想の域を出ないのだが、全体的にどうも最初からアンタッチャブル優勝ありきの出来レースだったような感じがしてならない。それを言い出すと第一回目からずーっと実力よりも出来レースっぽかったのだが、その出来レースの出来もお粗末すぎやしないか。
邪推ついでにもう少し。笑い飯をどう考慮するかを棚上げした形で言うが、アンタッチャブル優勝には色々な思惑が働いていそうに感じる。アンタッチャブルが10年目で今年で最後だったことや、そろそろここいらで東京勢からも優勝を出しておくべきという判断があったようにも感じられる。
仮にそうだとしても、八百長するならするで、もうちょっと視聴者を納得させる作りにして欲しい。
審査員にも不満は色々あったが、ここでは一つだけ。
中田カウス、イラネ! 昔、ナンバ一番館という番組でビートたけしをゲストに招いた際にやたらたけしと親交があるようなところを盛んにアピって男を下げまくっていたが(たけしがうんざりしていた顔が印象的だった)、まさかM-1の審査の場でまでやるとは思わなかった。もはや審査という以前の問題である。
西川きよしはやっさんの後を追え!
中田カウスよりひどいのが西川きよしである。
西川きよしがM-1の審査員として不的確なのは、第一回目(M-1グランプリ2001)のとき、キングコングのネタに95点をつけた時点で明らかである。
で、どうしようもないので翌年から司会に回したが、ここでも面白いコメントをひとっつもっていない。
誰がどう考えたってあの番組に西川きよしが不要なのは明白である。それ以上に、これ以上公共の電波で老醜をさらされるのは迷惑以外の何ものでもない。個人的には議員を辞めたついでに芸能界も引退してほしいと切に願っている。
ところで、西川きよしは議員を辞めた後、やたらあちこちの番組に出倒しているが、よっぽど金に困っているのだろうか? 嫁のヘレンや娘も劇的に露出が増えているが、そんなに金に困っているのならもうちょっと生活を慎めばいいのに…
私の中での優勝は南海キャンディーズ!
斬新なネタとスタイル(しずちゃんときっしょい男(山里)のコントラストが最高)、そしてネタ運びのうまさ。どれをとってもアンタッチャブルとは雲泥の差である。
特に、山里のうまさは特筆に値する。ラサール石井が「一回も外していない」と言っていたが、正にその通りだと思う。しずちゃんのボケも単体だとはっきり言ってイタイだけだが、それを最大限の笑いに変える山里のいじりは掛け値なしにうまい。
M-1がガチンコ勝負だったら南海キャンディーズが優勝だったと私は思う(もしガチンコであれだというのなら、来年から審査員を刷新するか大会そのものをやめてしまうべきだ)。
(了)
posted by だっしー at 02:00| 大阪

|
Comment(0)
|
TrackBack(1)
|
お笑い
|

|